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こんにちは。

オクタキの吉野です。

今日は「フード・インク」を見に行ってきました。

第８２回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート作品、

２００８年アメリカの作品です。

「ごはんがあぶない　食の社会見学　アメリカ編」

アメリカ人（もはや日本も同じですが、、）の食について、特にこの映画では

牛肉・豚肉・鶏肉にスポット当てて、これらの肉がどのような過程を経て

人間の胃袋に収められていくのか、を克明に映し出しています。

この１０年ほどこのようなドキュメンタリー映画が増えてきましたが、

まだまだ少数派とはいえ、やっと自分の体、そして自分の食は自分達で

守るしかない、ということに気がつき始め活動し始めている方が本当に増えて

きはじめているということの象徴だと感慨深く見ました。

医療そして食、、、人の尊い命に関わる分野が今や利益優先、企業優先に

なってしまいそのあくなき利益の追求には驚くべきカラクリが存在しているということ。

現代は資本主義で自由を謳歌できる素晴らしい時代となった、、、は、まさに幻想。

昔の暗い時代、重い年貢に苦しむ農民・封建社会・魔女狩り（と称した弾圧のこと）

キリシタン踏み絵、、、、などなどとなんら変らないことが実は現代に起きている、

という実態。

そして一番の驚きは、「法」と言う名のもとそれらが巧にかわされていて

私たち一般市民はそのことに全く気がつかないようなシステムが作り上げられている、ということ。たまに気がついて反発しようものならすぐさま弾圧を受け消されてしまう、、、。

それらのことをこの映画あらためて思い知りました。

そして、今回の原発の問題も全くこれと同じことがおきているのではないでしょうか？

５月２４日(火)今朝のニュースで福島第一原子力発電所の２・３号機もメルトダウンしていると東電が発表しました。東電は初めから分かっていたという解説もありますがそこは現時点では推測でしかありません。しかし、原発専門家は初めから「最悪はメルトダウン。しかしその心配はない」とＴＶで言い続けていました。

それから２ヶ月が過ぎ、私たちは原発のニュースになれ始めてきて今、メルトダウンしていると言われても、パニックにはなっていませんね。

これが震災直後の発表だったらどうでしょうか。

このように私たちもありあまる情報に慣れっこになってしまって、本当は何がおきて

いるのか分からなくなってしまいます。

これが本当に怖いことだなぁーと、あらためて思いました。

この「フード・インク」の最後のテロップが

「変革を心から求めよう」　

この映画の監督の心からのメッセージでした。

映画の内容については公式サイトや

http://www.cinemacafe.net/official/foodinc/

こちらのサイトでも詳しく載っていますのでこちらをどうぞ。

http://ism.excite.co.jp/art/rid_E1295540539005/