癒しのヘナ

インド伝承医学アーユルヴェーダで様々な病状に、使われているヘナという植物、自然が与えてくれる恵みをご紹介します。

きよみ流ヘナ道

きよみ流ヘナ道と心得

「きよみ流ヘナ道」とは、ヘナの素晴らしいヒーリング力を引き出し、概念・テクニックとその精神性を求めた道のことをいいます。

ヒーリングとは、心身に働きかけて生命力・自己治癒力を引き出し、治療・回復を促す活動のこと。
ヘナは命ある植物であり、私たちはヘナをすることでヘナの生命力を頂いて、私たちの中にある自然治癒力を目覚めさせます。

そしてアーユルヴェーダでは、この宇宙のあらゆるもの、人間・動物・植物・鉱物などすべて、5元素(パチャマ・マハーブータ)「地」「水」「火」「風」「空」からできていると考えられます。

植物としてのヘナも、私たち人間も、同じ元素からできています。
ただ私たちはストレスや老化・不適切な食事など、さまざまなことを通して、この5元素のバランスが崩れてきています。
これが心身に不調をきたす一因となっています。

ヘナはペースト状にして頭につけることで、まず一番に活力を失った毛根の活性を促しながら、
身体におけるさまざまな不調にも効果を発揮してくれます。

もう一つ、人間には「チャクラ」という生命エネルギーの渦があります。

チャクラはサンスクリット語で「車輪」を意味し、実際チャクラは車輪のように光の渦が回転しています。
この光の渦はとても重要な生命エネルギーで、私たちの脊柱に沿って主要なものが7つあります。

チャクラの中央には5元素(地・水・火・風・空)のビージャ(種)があります。
そしてそれぞれ固有の振動数と固有の色を持っています。

この固有の色はチャクラを活性化させる重要なポイントでもあります。
ヘナにはオレンジの色素があり、同じオレンジ意を持つ第2チャクラに対応できると考えています。
第2チャクラは生殖機能をつかさどっており、感情も関係しています。
ホルモンのバランスを整えたり、感情を鎮めてくれるヘナはまさに第2チャクラを活性化してくれます。

このようにきよみ流ヘナ道はあらゆる側面からヘナを見つめています。

きよみ流ヘナ道心得
  1. 地のごとくヘナを見る(ヘナを育む大地)
  2. 木のごとくヘナを見る(ヘナを育む雨)
  3. 火のごとくヘナを見る(ヘナに満ちる太陽パワー)
  4. 風のごとくヘナを見る(ヘナの目に見えるエネルギー)
  5. 空(くう)のごとくヘナを見る(プラーナ満ちるヘナ)
  6. 子どものごとくヘナを楽しむ(無邪気)
チャクラ図
  第1チャクラ 第2チャクラ
チャクラの名称と場所 尾骨中枢、脊椎の下端 仙骨中枢、生殖器官
サンスクリット語の名称 ムーラダーラ・チャクラ スヴァディシターナ・チャクラ
身体部分、機能との関わり 脚、足など歩行に関する器官、肛門など排せつに関わる器官をつかさどる 性器および、生殖・出産に関わる器官をつかさどる
エレメントと発達段階
オレンジ
  第3チャクラ 第4チャクラ
チャクラの名称と場所 腰椎中枢、へその後ろ側 背面中枢、心のチャクラ
サンスクリット語の名称 マニピューラ・チャクラ アナーハタ・チャクラ
身体部分、機能との関わり 胃、腸など、消化・吸収に関わる多くの器官をつかさどる 心臓、肺、胸、横隔膜など循環器および、腕、手、手の器用さなどをつかさどる
エレメントと発達段階 空気
黄色
  第5チャクラ 第6チャクラ 第7チャクラ
チャクラの名称と場所 頭部中枢、喉のチャクラ 延髄:神の口、頭蓋骨の下端、脳幹にある 魂の目:第三の目、キリストセンターとも呼ばれる。両眉の間の点 頭頂のチャクラ、千枚の花弁を持つ蓮
サンスクリット語の名称 ビシュッダ・チャクラ アジェナ・チャクラ(陰極) アジェナ・チャクラ(陽極) サハスラーラ・チャクラ
身体部分、機能との関わり 頸、声帯、喉など、声によるコミュニケーションをつかさどる プラーナ(生命力)への入り口、呼吸・心拍をつかさどる、エゴの中枢 目覚めの中枢、神の導き、直観、集中、意志の力を得る場所 魂の中枢、解放を得る場所、第6チャクラでの目覚めを経てはじめて到達できる
エレメントと発達段階 霊気 超霊気  
藍色

*出典名:はじめてのチャクラ/サヴィトリ・シンプソン[サンマーク出版]